病院指標

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平成30年度 病院指標

平成30年度 済生会兵庫県病院 病院指標


年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1,301 252 172 251 246 322 548 951 797 217

当院は地域医療支援病院であり、質の高い医療の提供を幅広い年齢層の患者さんに提供しております。当院の特徴は地域周産期母子医療センター及び地域小児医療センターに認定されており、北神地域の周産期医療、小児科医療を担っております。その為、新生児を含む0歳代が全体の3割を占め、20~40歳代では産科疾患が多いのが特徴です(ただし、自費での出産は件数に含まれておりません)。60歳代では悪性腫瘍が多く、70歳代からは膝や股関節の人工関節手術や大腿骨近位部骨折が増え、肺炎等の呼吸器疾患や心不全等の循環器疾患が多くを占めます。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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100:小児科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 処置2 なし 副傷病 なし 316 6.24 6.17 0.95% 0.00
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症 副傷病 なし 138 4.95 6.19 5.07% 1.20
080270xxxxx1xx 食物アレルギー 処置1:小児食物アレルギー負荷検査 88 1.00 2.14 0.00% 1.24
040100xxxxx00x 喘息 処置等2なし 副傷病 なし 83 5.59 6.62 1.20% 4.19
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 処置2なし 72 3.86 5.42 2.78% 4.11

NICU9床、GCU12床を有し、地域周産期母子センター(BFH:赤ちゃんにやさしい病院認定)、地域周産期新生児専門医研修施設として、24時間体制で三田、北神地区をはじめ遠方からも低出生体重児、ハイリスク新生児等の分娩立会い、搬送入院を受け入れています。小児医療センター(小児専用病棟)では、急性から慢性の小児疾患を広く受け入れており、マイコプラズマやRSウイルスなどによる肺炎や喘息といった呼吸器感染症の症例を多く診ており、また開業医からの紹介によるアレルギー検査も日帰り入院にて行っております。


10:内科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管結石、胆管炎、限局性腹腔膿瘍手術等 処置2なし 副傷病なし 78 9.15 10.08 2.56% 74.69
050130xx99000x 心不全 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 63 22.97 17.66 12.70% 80.35
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 53 4.42 3.03 5.66% 66.98
050050xx02000x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 55 18.24 12.58 3.64% 76.07
110310xx99xx0x 小腸大腸の良性疾患 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病なし 54 2.35 2.67 0.00% 69.46
050050xx9100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 処置1:心臓カテーテル法による諸検査 処置2なし 副傷病なし 48 3.81 3.01 0.00% 68.46

肺炎は原因によって細かく分類されるので、ここには肺炎の数が上がってませんが、内科で最も多い症例は肺炎で、症例数は126件となっております。平均年齢が75.4歳と高齢の患者さんが多いのが特徴です。次いで多いのが消化器疾患の胆管結石、胆管炎となっております。近年、特に胆膵内視鏡(ERCP)の件数も急増しております。総胆管結石治療や胆膵悪性疾患など、高齢化のなかで、低侵襲治療としての胆膵内視鏡の重要性は今後も増す一方です。内視鏡的逆行性胆管膵管造影を用いた胆石などの胆道疾患治療、胆管狭窄に対するステント術、経皮的穿刺術によるドレナージ、ステントなどの治療を行っております。
狭心症はカテーテル検査の入院が多く、2泊3日の入院となっております。心不全は平均年齢80.3歳で、肺炎と同様、高齢の患者さんが多いことが分かります。循環器内科医師や慢性心不全看護認定看護師を中心に循環器疾患の治療を行っております。


120:整形外科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 95 30.49 26.30 58.95% 81.39
>070230xx01xxxx 膝関節症 人工関節再置換術等 32 29.09 24.26 3.13% 74.72
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷 手術なし 副傷病なし 31 23.39 19.61 22.58% 80.35
07040xx01xxx 股関節骨頭壊死、股関節症、人工関節再置換術等 20 27.55 22.27 10.00% 70.45
160760xx97xx0x 前腕の骨折 その他の手術 20 7.20 5.68 0.00% 66.40

高齢化に伴う疾患が上位を占めています。転倒が原因とする骨折が特に多く、大腿骨骨折や腰椎圧迫骨折は継続的なリハビリが必要となる疾患の為、リハビリ病院への転院をお願いしており転院率が高くなっています。次に多い疾患は変形性膝関節症となっております。2014年4月から人工関節センターを開設し、特に膝関節、股関節を中心とした人工関節の手術に力を入れています。また、整形外科疾患では、地域包括ケア病棟というリハビリを中心に行う専門病棟に転棟していただくことが多い為、平均在院日数が長くなっております。


110:外科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠経ヘルニア15歳以上 ヘルニア手術 鼠経ヘルニア等 47 5.55 4.96 0.00% 68.85
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 34 7.79 7.30 2.94% 59.88
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2 なし 20 10.05 11.45 0.00% 63.75
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術等 処置2なし 30 10.50 10.59 0.00% 64.03
060035xx01000x 結腸の悪性腫瘍 結腸切除術等 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 17 19.53 15.30 5.88% 73.47
060020xx02x00x 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 処置2なし 副傷病なし 14 22.14 16.49 0.00% 69.79

外科で最も多い症例は鼠経ヘルニアで、次に多いのが、胆石性胆のう炎の手術症例で、主に小さな傷で済む腹腔鏡手術で行う為、平均在院日数も短くなっております。次に多い疾患の乳癌は、乳がん認定看護師と協力して治療にあたっています。手術以外の場合は抗がん剤を使った薬物治療を行いますが、薬剤師や化学療法室と連携して副作用を軽減する工夫も行い、また緩和ケアチームや在宅医と連携して生活の質を落とさない取り組みも積極的に進めています。


160:呼吸器外科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1:気管支ファイバースコピー等 処置2なし 60 3.53 3.43 3.33% 72.22
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2 なし 40 12.65 12.35 5.00% 71.23
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 その他の手術 処置2なし 43 12.63 11.87 11.63% 69.26
040040xx99000x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 20 12.15 14.60 15.00% 74.75
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1なし 処置2:化学療法ありかつ放射線療法なし(4) 副傷病なし 33 7.82 10.00 0.00% 74.33
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1なし 処置2なし 26 10.85 14.58 11.54% 73.19
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 処置2なし 副傷病なし 17 10.41 10.08 0.00% 40.47

2010年に呼吸器外科を開設して以来、北神地区において唯一の呼吸器外科手術を行う病院として、地域の医療を担っています。呼吸器外科の特色として症例の7割は肺癌の症例となっております。手術に関しては、胸腔鏡手術を中心とした可能な限り低侵襲な手術を実施し、進行肺癌症例に対しても、抗がん剤による術前化学療法を先行して手術を行うなど、あきらめない治療を行っております。また、呼吸器の良性腫瘍や気胸、膿胸等に対しても可能な限り胸腔鏡手術を実施しております。


220:産婦人科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120260xx01xxxx 分娩の異常 子宮破裂手術等 40 8.45 9.63 0.00% 32.98
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 処置2なし 35 40.71 19.69 5.71% 31.94
120170xx01x0xx 早産、切迫早産 子宮破裂手術等 処置2なし 33 31.24 30.12 0.00% 32.58
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 25 8.40 9.70 0.00% 32.26
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 処置2なし 18 4.00 3.20 0.00% 43.39

兵庫県地域周産期母子医療センターとして、NICUとの密接な協力関係の下に、神戸市内はもとより兵庫県各地からのハイリスク妊婦を積極的に受け入れている為、早産、切迫早産の件数が多くなっております。平均在院日数が長いのは、ハイリスクを伴う症例が多いのが要因となっております。今後も当院で対応可能な母体搬送症例は、応需率100%を目指してまいります。


240:耳鼻咽喉科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 38 5.21 7.04 0.00% 58.58
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 18 6.17 7.89 0.00% 14.76
030270xxxxxxxx 上気道炎 13 4.38 4.96 0.00% 36.62
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 処置1:終夜睡眠ポリグラフィー 1及び2以外の場合 10 2.04 0.00% 63.30
030428xxxxxxxx 突発性難聴 9 7.89 9.02 0.00% 61.33

地域の拠点病院として、耳、鼻、のどの症状でお困りの患者さんの紹介を受けることが多くあります。診療対象は、副鼻腔炎・中耳炎・扁桃炎等の急性・慢性炎症疾患をはじめ、めまい・突発性難聴・顔面神経麻痺等の神経耳科疾患、頭頸部の腫瘍を含め耳鼻咽喉科の頭頸部外科全域をカバーしています。


310:泌尿器科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 6 9.17 8.65 0.00% 65.33
110080xx9903xx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 3あり 4 12.00 14.55 0.00 79.50
11022xxx99xxxx 男性生殖器疾患 手術なし 4 8.00 9.02 0.00 69.75
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 2 7.00 7.20 0.00 81.50
110070xx99x0xx 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等2 なし 9 7.89 9.02 0.00 61.33

外科的手段を主とし、同時に内科的アプローチも含めて腎、腎盂・尿管、膀胱、男性生殖器系を専門の対象としています。近年、医学領域における内視鏡手術が増加していますが、近代内視鏡の起源は泌尿器科の膀胱鏡にあります。当科におきましても内視鏡手術が手術件数の大半を占め、前立腺肥大や表在性膀胱腫瘍など、超高齢者に対しても、積極的に行っています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 43 10 15 34 11 26 1 7
大腸癌 8 21 28 46 7 21 1 7
乳癌 29 17 2 2 6 1 7
肺癌 35 11 34 59 6 14 1 7
肝癌 10 4 1 6 1 22 1 7

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

5大癌とは日本で発症症例数が多い胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌のことをいいます。当院では、平成26年4月にがんセンターを開設し、5大癌の診療を行っております。胃癌、大腸癌、肝癌は内科・外科で、乳癌は外科で、肺癌は呼吸器外科で多くの患者さんを診療しております。その中でも初発、再発を合わせて最も多いのが大腸癌で、次いで肺癌、胃癌となっております。胃癌、乳癌、肺癌では低侵襲の手術が多いのが特徴です。その一方、胃癌、大腸癌、肺癌では病期が進行しているStageⅣの数も多く、化学療法など患者さんの状態に合わせた幅広い診療を行っております。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 28 8.25 55.54
中等症 83 20.12 81.27
重症 15 16.80 79.87
超重症 1 3.00 90.00
不明

市中肺炎とは、 普段の社会生活の中でかかる肺炎のことを言います。ここでの指標は、成人市中肺炎診療ガイドライン (日本呼吸器学会)による重症度分類を用いて集計しております。この指標では細菌による肺炎を 集計しており、インフルエンザウイルスなどのウイルスによる肺炎や食べ物の誤嚥による肺炎、 気管支炎などについては集計対象外となっております。
軽症の場合は外来治療が基本となりますが、患者さんの状態によって入院での加療となる場合があります。中等症では平均年齢が80.16歳と高齢で、約3週間の入院期間となっております。重症度が増す毎に、平均年齢が上がっているのが特徴です。

脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 3 31.33 80.00 20.00
その他 2 34.00 84.00 20.00

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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10:内科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 56 0.86 1.45 0.00% 70.80
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 52 2.73 11.88 3.85% 78.60
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 36 1.31 5.97 2.78% 72.11
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 33 4.15 6.12 6.60% 69.36
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 33 1.33 6.55 3.03% 74.88

消化器内科では、内視鏡を2列化することにより、上部、下部消化管の診断治療を数多く行っています。H26年12月には内視鏡学会認定指導施設の認定を受けました。特に大腸ポリープや大腸腫瘍の治療に対して行う内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術の症例は、近隣医療機関からの紹介患者さんが多いのが特徴です。また、胆膵内視鏡(ERCP)の件数も増加しています。総胆管結石治療や胆膵悪性疾患など、高齢化のなかで、低侵襲治療としての胆膵内視鏡の重要性は今後も増す一方です。内視鏡的逆行性胆管膵管造影を用いた胆石などの胆道疾患治療、胆管狭窄に対するステント術、経皮的穿刺術によるドレナージ、ステントなどの治療に対応しています。循環器内科では、狭心症や心筋梗塞の治療に対して行う、経皮的冠動脈ステント留置術を最も多く行っています。狭心症や心筋梗塞などによる冠動脈の狭窄や閉塞部分に対して、ステント(網目状の金属製の筒)を用いて病変部分を拡張し治療する手術のことを言います。緊急で行うものもありますが、半数以上は予定で行われ、2泊3日の入院で行われます。


120:整形外科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 84 3.38 22.01 45.24% 77.33
K0821 人工関節置換術(膝) 等 56 1.36 26.55 5.36% 73.38
K0811 人工骨頭挿入術(股) 38 4.92 28.16 68.42% 79.68
K0462 骨折観血的手術(下腿) 等 29 2.59 21.34 0.00% 46.89
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(下腿) 等 19 0.79 1.37 0.00% 46.89

整形外科では年間約500症例の手術を行っております。ここ数年、高齢者の転倒や骨粗しょう症に関連した骨折が増えてきており、特に大腿骨や股関節の骨折に対する手術が多くなっております。平均年齢も80歳近くとなっており、手術後の入院日数が長期になると、日常動作の改善目的でリハビリ病院への転院が増加しています。また、2014年4月から人工関節センターを開設し、人工関節に力を入れており、変形性膝関節症、関節リウマチ、変形性股関節症などによる人工関節置換術の数が増えてきております。これらは、クリティカルパスに基づいて治療を進めている為、入院期間は1ヵ月と決まっており、術後のリハビリも術後1週間経過すると1日に2回程度当院では行っています。術後の痛みのコントロールも大腿神経ブロックなどを取り入れ、疼痛軽減に努めています。


110:外科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 33 1.30 4.67 0.00% 59.91
K6335 鼠径ヘルニア手術 24 1.38 3.33 0.00% 71.92
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 23 1.17 3.22 0.00% 65.65
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) 20 1.50 7.95 0.00% 66.50
K7432 痔核手術(脱肛を含む)(硬化療法(四段階注射法)) 13 0.08 1.00 0.00% 62.15

外科では年間約400症例の手術を行っております。ソケイヘルニア、虫垂炎、胆石症や胃癌、大腸癌では症状に応じて小さな傷で行う腹腔鏡手術も導入し、患者さんに優しい治療を目指しています。


230:眼科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他) 288 0.60 1.20 0.00% 75.27

白内障の手術を多く扱っています。クリティカルパスを使用して、効率的かつ安全な医療を提供できるよう努めています。


220:産婦人科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 93 14.33 6.14 1.52% 32.95
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 58 9.18 6.95 0.00% 31.92
K867 子宮頸部(腟部)切除術 18 1.00 2.00 0.00% 43.39
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 17 1.06 4.88 0.00% 40.94
K877 子宮全摘術 15 1.00 7.13 0.00% 49.13

産婦人科では帝王切開術が151件と最も多く、帝王切開の約4割は緊急手術によるものとなっております。婦人科疾患では、腹腔鏡手術や子宮鏡手術を積極的に導入し、患者さんに対して最小限の侵襲で最大限の手術効果を得るように努力しています。


240:耳鼻咽喉科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 38 1.00 5.22 0.00% 15.20
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 31 1.00 3.16 0.00% 59.65
K347 鼻中隔矯正術 30 0.90 2.39 0.00% 47.58
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 10 1.20 3.20 0.00% 63.20
K3892 声帯ポリープ切除術(ファイバースコープ) 6 1.00 1.50 0.00% 53.33

耳鼻咽喉科では慢性副鼻腔炎に関する手術が最も多く、内視鏡下鼻・副鼻腔手術は年間64件(1型~4型含む)行っています。内視鏡下鼻副鼻腔手術は基より、症例によって鼻中隔矯正術、粘膜下下鼻甲介骨切除術など同時に複数の手術を行っております。


160:呼吸器外科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 22 1.05 10.27 9.09% 68.95
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) 15 4.07 6.13 0.00% 37.40
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 12 1.00 5.67 0.00% 68.83
K5132 胸腔鏡下肺切除術(その他) 6 1.00 6.33 0.00 69.17
K496-4 胸腔鏡下膿胸腔掻爬術 5 6.20 13.20 0.00 6.00

呼吸器外科では侵襲性の少ない胸腔鏡下での手術を積極的に行っており、肺癌手術でも多数行っています。それ以外にも若年男性に多い気胸に対する胸腔鏡下肺切除術も多く行っています。


100:小児科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K300 鼓膜切開術 35 2.37 2.74 0.00% 0.60
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) 20 0.00 49.00 25.00% 0.00
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 2 1.00 4.50 0.00% 11.50
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度) 2 0.00 29.00 50.00% 0.00
K7151 腸重積症整復術(非観血的) 2 0.00 2.00 0.00% 0.50

小児科では、最も多く行っている手術が鼓膜切開術となっています。これは、中耳炎の治療が目的で入院する患者さんや肺炎などの呼吸器症状で中耳炎を合併して発熱する患者さんもいます。小児科に入院中に耳鼻咽喉科の診察を受け、必要があると判断されれば鼓膜切開術を受けていただいています。次に多い手術は新生児仮死蘇生術で、ハイリスク新生児の分娩には24時間常駐している小児科医師が立ち会い、必要に応じて適切な蘇生術を実施しています。


310:泌尿器科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8412 経尿道的前立腺手術(その他) 6 1.00 7.17 0.00% 65.33
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他) 2 1.00 5.00 0.00 81.50
K7981 膀胱結石摘出術(経尿道的手術) 2 1.00 5.00 0.00 74.50
K797 膀胱内凝血除去術 2 0.00 8.50 0.00 87.50
K775 経皮的腎(腎盂)瘻造設術 2 0.00 14.50 0.00 75.00

前立腺肥大症や膀胱癌の手術症例が多く、高齢の患者さんに対しても侵襲の低い内視鏡手術を積極的に行っています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 2 0.04%
異なる 2 0.08%
180010 敗血症 同一 8 0.16%
異なる 23 0.45%
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 10 0.20%
異なる

この指標は、医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとして、敗血症、播種性血管内凝固、手術・術後の合併症、その他の真菌症について、入院契機病名(入院のきっかけとなった傷病)の同一性の有無を区別して対象患者数と発症率を示したものです。
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