出産

無痛分娩

無痛分娩を開始しました

当院では2026年5月より無痛分娩を開始します。
硬膜外麻酔をもちいて麻酔科医が管理を担当します。

安全に管理していくため、当面の間は出産経験のある経産婦さんに限ります。妊娠30~34週ごろに産科担当医による無痛分娩外来を受診していただき、決まった日に人数を制限して計画分娩で実施します。
また、対象基準を設けており、健康な妊婦さんで妊娠経過が順調な方に限定させていただきます。

今後、より多くの妊婦さんにも無痛分娩が行えるように準備を進めていきます。

当院の無痛分娩とは

無痛分娩とは、麻酔によって痛みを和らげる方法を言い、和痛分娩とも表現されます。「無痛」という表現のため、何も痛くない、感覚のないまま赤ちゃんが生まれてくるというイメージを抱かれがちですが、実際には陣痛時のおなかの張りや赤ちゃんが骨盤をおりてくる感覚はなるべく残すようにします。多少痛みは残る場合もありますが、ある程度感覚を残すことでいきむタイミングを実感しながら通常の分娩に近い状態での出産を迎えることができます。当院では産婦人科医と助産師が産科管理を行い、麻酔科医による痛みの管理が行われ、併設するNICUには小児科医が24時間常駐しており、より安全なお産を行うことができます。

 当院では主に硬膜外麻酔を行っています。背中から注射をし、脊椎の中にある硬膜外腔というスペースに細い管(カテーテル)を挿入し、局所麻酔薬を注入します。区域麻酔と呼ばれる麻酔の一種で、腹部~下半身に麻酔を効かせて痛みを和らげます。硬膜外麻酔は、陣痛や赤ちゃんが出てくる時の痛みだけでなく、帝王切開術になった場合や会陰切開・縫合、胎盤の用手剥離など、分娩に伴う様々な痛みに対して有効です。薬剤はポンプを用いて投与する他、必要に応じてスタッフによる追加投与を行います。ご自身でボタンを押して投与を行う方法を組み合わせることもあります。

無痛分娩を希望される方の流れ

無痛分娩を希望され、経腟分娩可能と判断された場合に無痛分娩可能かどうか判断致します。大きな子宮筋腫のある方、側弯症の手術をされている方、出血し易い方、感染リスクの高い方等、無痛分娩が難しい方もおられます。
妊娠36週までに産婦人科医による無痛分娩外来での説明を行います。
妊娠36週以降は原則、毎週決められた曜日に病院に通って頂き、出産する日を決定して行きます。出産する時期としては分娩予定日前後の時期です。尚、当院の無痛分娩は計画分娩が原則です。

費用

100,000円

※通常の分娩費用が別途加算されます。
※無痛分娩費用は硬膜外麻酔の処置を行った時に発生し、期間や追加処置の有無(カテーテル入れ替えなど)に関わらず一律です。

無痛分娩に関する人員体制

【無痛分娩管理者・麻酔担当者】

   篠原康介 麻酔科学会認定専門医指導医 JALAカテゴリーAB講習修了

【急変時の体制】

   院内の産婦人科医師、麻酔科医師、小児科医師、救急担当内科医師が対応

   

※日本産婦人科医会偶発事例報告・妊産婦死亡報告事業に参画しています。

一般社団法人 日本産科麻酔学会に無痛分娩のQ&Aが公開されていますので、そちらも参考にしてください。