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ごあいさつ

この度、済生会兵庫県病院に併設して児童発達支援事業所を開設することになりました。なぜ病院が児童発達支援事業所(療育)を始めるのでしょうか。

当院は地域周産期母子医療センターNICUがあり、退院されたお子さんの発達を外来で定期的に見守っています。その中で発達が気になるお子さんはこれまでは近隣の児童発達支援事業所を選んでいただき療育をしてもらっていましたが、病院と別施設で療育を受けられているとその場での様子を知ることができませんでした。また神戸市の公的な療育機関を北区在住の方が利用する場合は遠方まで出向く必要があり、待機時間も長いため利用しづらいところがありました。

それならば当院で療育をすればいいのではないかと思い立ち、病院と長年相談してきてようやく開設にこぎつけることができました。これで遠いところに行っていただかなくてもよくなり、また病院内で療育が行われるためその様子も直接見ることができスタッフと随時カンファレンスもすることが可能なため、お子さんの状況を詳細に把握しながら診察をすることができます。また当院なら各種療法士(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)と連携して児童発達支援と並行して必要なお子さんには各種のセラピーを実施することもできますし、心理師による発達検査も行った上で小児科医師による発達の診断を行うことができます。すなわち病院に併設されることによって、お子さんの療育を病院全体で見守っていくことが可能となります。

お子さんの発達が気になっておられる方は、当院小児科にご相談いらしてください。見学も随時受け付けています。そして気に入られた場合は是非当院の児童発達支援をご利用ください。子育ての支援をさせていただきます。

なないろ管理者
奥谷 貴弘(小児科部長)