当院は、神戸大学医学部附属病院との連携を図り、2021年から循環器内科の医師の増員を行ってまいりました。現時点で(2023年11月)、9名の循環器内科医師が常勤医として勤務しています。そして、2022年に設立した心臓血管センターでは、医師、看護師、放射線技師、臨床工学技士、薬剤師、理学療法士、地域連携室の職員と共にハートチームを構成し、入院した患者さんに専門性が高い医療を提供できるように稼働しています。
カテーテル検査・治療、心臓エコー検査による診断、心臓リハビリなどのカンファレンスも充実し、入院患者については、週に1回はハートチームで話し合いの場を設けることで、より洗練された医療水準を維持することに精励しています。そして、心血管疾患の患者さんに入院から退院まではもちろんのこと、退院後も丁寧な診療を行うことで再燃予防を可能にし、心臓のリハビリを積極的に介入させることで、きめ細かい診療を提供することができるようになりました。
2023年4月からは、三田市民病院の循環器内科医とも連携を密に取り合い、カテーテル治療においてお互いが病院を行き来して個々の症例を議論することで、治療方針のアップデートを常に行うことができ、最良の医療を提供することができるようになりました。また、密に連携が取れていることで、当院では困難な症例も迅速に紹介することも可能となりました。
24時間365日、循環器内科のオンコールを設け、緊急にも対応できるようにしています。
北神地域周辺にお住いの患者さんの健康を維持するためにも、地域の医療機関とも密接に連携を図り、地域医療の推進を今後も進めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。