診療科・部門のご紹介

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小児科

2022年9月

「こども相談外来」を開設しました

こども相談外来は、0歳から中学生までの家庭生活や保育園・幼稚園・学校生活でのいろいろな困りごと・悩み事について「一緒に解決方法を考えていきましょう」という外来です。


科長からのごあいさつ

当院小児科は新生児から始まる小児期の全年齢を対象として、お子さんの健やかな成長・発達を常に考えながらの医療・支援を提供させていただいており、北神・三田地区の中核小児科として責務を果たしていく所存でございます。開業小児科医院の先生方とも常に連携をとっていますので、入院が必要になった場合もスムーズに当院で入院治療を受けることができます。また、重症の在宅医療児に対する支援として、小児科病棟で短期入所事業も行っております。信頼される小児科でありたいと常に心がけておりますので、困ったことがありましたら何なりと当院をご利用ください。

小児科部長:奥谷貴弘

特色・メッセージ

新生児科

NICU9床を有し、兵庫県地域周産期母子医療センター(BFH:赤ちゃんにやさしい病院認定)、地域周産期新生児専門医研修施設として、24時間体制で、神戸市、三田市、三木市、宝塚市、丹波市、篠山市等から低出生体重児、ハイリスク新生児等の搬送入院を受け入れています。人工呼吸管理はもとより、重症新生児仮死児に対する低体温療法、新生児遷延性肺高血圧症に対するNO吸入療法も行い、産科医師とともに妊婦、胎児、新生児の管理を連続的に行っています。BFH(赤ちゃんにやさしい病院)でもあるため、一般外来・乳児健診・発達外来でも母乳育児支援の視点で赤ちゃんとお母さん・お父さんをサポートさせていただいています。
さらに母乳外来(助産師)、母乳育児支援委員会、子育て支援委員会及び地域保健所、こども家庭センターとの連携により退院後の児の総合的ケアも行っています。

小児科

一般および専門外来(発達、アレルギー、神経、心臓、シナジス、予防接種)を設け、入院病棟では急性から慢性の小児疾患を広く受け入れています。看護師が外来業務を担当して、外来・入院・退院後外来の一連のフォローをしています。さらに神戸こども初期急病センターと連携した神戸市小児二次救急輪番病院及び神戸市北区、三田市の地域小児二次救急輪番病院として、地域の小児救急を受け入れています。

患者さんへ

当院小児科は出生直後の赤ちゃんの診療に強みを持っています。NICU(新生児集中治療室)では小児科医師が24時間・365日体制で常駐して診療にあたっています。北神・三田・宝塚・丹波・篠山地区の産婦人科医院や病院産婦人科からの分娩立ち会いや新生児搬送・受け入れを行っています。

外来は、初診の患者さんにはできるだけかかりつけの先生からの紹介状を持ってこられることをおすすめします。一般外来の受付は午前11時30分までで、午後は予約制の専門外来となっています。ただし、かかりつけの先生からの紹介患者さんは24時間受け付けています。

研究情報の公開について

通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施します。臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究については、国が定めた指針に基づき「対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありません」が、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開し、さらに拒否の機会を保障することが必要です。
当院では下記の臨床研究を実施しておりますので、ご承知おきください。 (バナーをクリックして詳細をご覧頂けます)

 

連携病院・開業医の先生方へ

当院小児科は今後も周産期から一般小児疾患に対する地域の中核病院としての責務を果たす所存ですので、地域の病院・開業医の先生方からの、さらなるご紹介をお待ちしています。

先生方との連携をより強めるために、一般小児疾患では「北神小児カンファレンス」を、周産期疾患では「北神・三田周産期医療検討会」と銘打った症例検討会を定期的に開催していきますので、どうぞふるって参加いただきたく存じます(詳細は医療福祉事業室まで)。

主な対応可能疾患

専門特殊外来

スタッフ紹介

  • 奥谷 貴弘(おくたに たかひろ)

    役職

    • 副院長(診療支援担当)
    • 小児科部長
    • 小児医療センター長
    • 感染管理室長
    • 周産期母子医療センター長

    主な専門分野

    小児一般、新生児、発達

    資格等

    • 日本小児科学会小児科専門医
    • 日本小児科学会認定小児科指導医
    • 日本周産期・新生児医学会周産期(新生児)専門医
    • 日本周産期・新生児医学会周産期(新生児)指導医
    • 日本周産期・新生児医学会評議員
    • 新生児蘇生法専門コースインストラクター
    • 抗菌化学療法認定医
    • ICD(インフェクションコントロールドクター)
    • 日本新生児成育医学会評議員
    • 神戸大学臨床教授
  • 阿部 真也(あべ しんや)

    役職

    • 小児科医長

    主な専門分野

    小児一般、新生児

    資格等

    • 日本小児科学会小児科専門医
    • 日本小児科学会認定出生前コンサルタント小児科医
    • 日本周産期・新生児医学会周産期(新生児)専門医
    • 医学博士(小児一般、新生児、発達)
    • 新生児蘇生法専門コースインストラクター
  • 清水 彩香(しみず あやか)

    役職

    • 小児科医師

    主な専門分野

    小児一般

    資格等

    • 日本小児科学会小児科専門医
  • 垂井 智前(たるい ちぜん)

    役職

    • 小児科医師

    主な専門分野

    小児一般

  • 福田 拓弥(ふくだ たくや)

    役職

    • 小児科医師

    主な専門分野

    小児一般

  • 髙原 結子(たかはら ゆうこ)

    役職

    • 小児科医師

    主な専門分野

    小児一般

  • 志風 友規(しかぜ ゆうき)

    役職

    • 小児科医師

    主な専門分野

    小児一般

新生児科 診療実績(2021年)

主な疾患名及び例数

低出生体重児

症例数
早産児 108
低出生体重児 93
極低出生体重児 11
症例数
超低出生体重児 3
SGA児 10
双胎児 44

呼吸障害

症例数
新生児一過性多呼吸 75
症例数
気胸・縦隔気腫 27

新生児仮死

症例数
軽度・中等度新生児仮死 13
症例数
重症新生児仮死 6

黄疸・血液

症例数
新生児黄疸 102
症例数
血小板減少症 1

循環器

症例数
動脈管開存症 5
心室中隔欠損症 4
ファロー四微症 1
症例数
肺動脈弁奇形 1
Ebstein奇形 1

その他

症例数
新生児嘔吐症 18
新生児メレナ(下血) 4
高インスリン性低血糖 2
胎児母体間輸血症候群 2
脊髄髄膜瘤 1
症例数
口唇口蓋裂 1
副腎出血 1
薬物離脱症候群 2
21trisomy 1

小児科 診療実績(2021年)

主な疾患名及び例数

感染症

症例数
RSウイルス 82
ノロウイルス 13
突発性発疹症 1
アデノウイルス 3
水痘 1
エルシニア腸炎 1
症例数
COVID-19 16
マイコプラズマ 7
MSSA菌血症 1
カンピロバクター腸炎 2
サルモネラ 1

呼吸器

症例数
気管支炎 33
肺炎 20
症例数
クループ症候群 5

循環器

症例数
急性心筋炎 1

消化器

症例数
急性胃腸炎 18
虫垂炎 11
症例数
イレウス 2

腎臓・泌尿器

症例数
腎孟腎炎 14
症例数
急性巣状細菌性腎炎 1

免疫・アレルギー

症例数
気管支喘息 40
食物アレルギー 69
アナフィラキシー 10
症例数
川崎病 23
IgA血管炎 1

代謝・内分泌

症例数
低身長(負荷試験) 5
糖尿病 3
ケトン性嘔吐症 4
症例数
ケトン性低血糖症 3
ムコ多糖症 1

神経

症例数
熱性けいれん 51
症例数
てんかん 4

血液

症例数
特発性血小板減少症紫斑病 2

その他

症例数
蜂巣炎 6
疱疹性湿疹 1
症例数
リンパ管腫 1
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