診療科・部門

栄養管理科

ごあいさつ

管理栄養士5名、調理師10名、調理補助12名で入院食の提供、栄養食事指導や栄養管理のほか、NST、褥瘡チーム、心臓リハビリチームなどのチーム医療へ参加し栄養状態の改善策手の提案や治療の支援を行っています。

十分な食事がとれない、体重が減るなど低栄養状態にある入院患者さんについては病室に伺い、体調に合った食事に調整することで早めの状態改善に努めるとともに、少しでも喜んでいただける食事の提供を行うようにしています。

病院食がおいしくないと毎日の入院生活に楽しみがありません。

管理栄養士と調理スタッフが一丸となり、安全でおいしい食事、食べやすい食事によって栄養状態の維持・改善ができるよう心がけています。
患者さんからは「やさしい味付けでよかった」や「食事指導が参考になった」などのお声をいただいています。

業務内容

栄養食事指導

栄養食事指導は予約制で、平日10時~17時に実施しています。

医師の指示のもと、食事内容の確認、血糖値の調整のための食事、心不全や高血圧に対する食事、脂質異常食、腎機能の保存、透析食など病態やライフスタイルに応じ継続しやすい食事のとりかたをお話させていただきます。

また、普段の生活のお話を伺い、食べ過ぎや摂取不足、習慣上改善すべき点の確認や改善方法の提案、食べられない時の栄養補給の仕方、咀嚼・嚥下しやすい食事形態の紹介など、資料や病院の献立表を参考に少しずつ改善していくことを目指し、患者さんと一緒に進めていきたいと考えています。

チーム医療について

栄養サポートチーム(NST:Nutrition Support Team)は医師、看護師、薬剤師、管理栄養士のほか、理学療法士、言語聴覚士、歯科衛生士、臨床検査技師で構成されている栄養療法を行うチームです。

第1・3月曜日にカンファレンス、回診した患者さんの栄養改善策の提案や治療の支援を行っています。

その他、院内勉強会の開催や院外勉強会への参加を行い、チームのレベルアップを図っています。

食事について

給食業務は、委託をせず現在では少数派になりつつある直営にて実施しています。

直営にて実施することで安全・安心な食事の提供ができることはもとより、常に患者さんの立場に立って、献立内容、使用食材、調理方法などを考えながら実施することができます。特に地産地消、新鮮な旬の食材の使用、味付けや調理方法の工夫について日々探求しています。また、寝たままでも食べやすいよう串に刺した食事の提供や、最近では食文化の異なる患者さんの入院も増加しつつあるので、多種多様な食事対応に取り組んでいます。

その他、年間を通じ行事食や出産後のお祝膳など特別な食事も実施しています。

今後も入院患者さんがわくわくするような、安全でおいしい、毎食楽しみにしていただける食事の提供をスタッフ一同心がけてまいります。