診療科・部門

当科の機器紹介

一般撮影検査

一般撮影検査では胸部・腹部臓器、骨など全身のX線撮影を行い、肺炎や腸閉塞、骨折・変形性関節症等の画像診断を行います。

妊娠中の方・妊娠の可能性がある方は、医師・看護師・放射線技師にあらかじめ申し出てください。
撮影範囲内にボタンやファスナー、ブラジャー、アクセサリーなどの金具類がないように支度していただきます。

撮影部位や救急患者さん等により、やむを得ず順番が前後する場合がありますが、ご了承ください。

パノラマX線撮影検査

歯列や顎関節の断層写真を撮影する装置です。顔の周りを機械が回転し、約10秒間かけて撮影します。

妊娠中の方・妊娠の可能性がある方は、医師・歯科衛生士・放射線技師にあらかじめ申し出てください。
撮影範囲内にピアス・ネックレス・ヘアピン・眼鏡などの金具がない
ように外していただきます。

回診用X線撮影装置

人工呼吸器などの使用で一般撮影室(放射線管理区域)へ移動が困難な患者さまに対して、病室や手術室でX線撮影を行います。

付き添いの方は検査が終わるまで、デイルーム等でお待ちいただきます。

マンモグラフィ検査

乳房専用のX線撮影装置です。乳房を圧迫し、方向を変えながら乳房全体を写し出します。乳房全体が適切な位置になるように、乳房や腋窩などを手で触らせていただき、位置を決めていきますので、ご協力お願いします。

現在使用している装置では、トモシンセシス撮影を行うことができます。
トモシンセシス撮影とは、X線管球の角度を変えながら複数回撮影する方法です。従来の画像では乳腺内に隠れて見えづらかった病変についても、細かい画像でより詳しく乳房全体を観察することができます。

当院では、検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師の資格を取得した女性技師が検査を行っています。

妊娠中の方・妊娠の可能性がある方・授乳中の方は、医師・看護師・放射線技師にあらかじめ申し出てください。

骨塩定量検査

骨塩定量検査とは、骨に含まれるカルシウムなどのミネラル成分の量を測定する検査です。骨粗しょう症の早期発見や治療効果判定などに用いています。検査は、ベッドに仰向けに寝ていただき行います。腰椎と大腿骨頸部(股関節)の部分の骨密度を、X線を用いて測定します。

妊娠中の方・妊娠の可能性がある方は、医師・看護師・放射線技師にあらかじめ申し出てください。

CT検査

CT検査は、X線を使用して身体を水平方向に輪切りにした断面画像を作成し、一般撮影検査では判らない内部の状態を検査する方法です。

当院では複数の検出器を用いて撮影できる装置(MDCT)を導入しており、検査時間が大幅に短縮しています。頸部から骨盤までおおむね20秒ほどで検査が終了します。この為、広い範囲の検査にはCTが適しています。

妊娠中の方・妊娠の可能性がある方は、医師・看護師・放射線技師にあらかじめ申し出てください。

MRI検査

MRI検査はX線を使用せず、強い磁場と電波を使用し体内の状態を断面像として描写する検査です。検査は60cm径のトンネル状の場所で約20~40分同じ体勢で行います。当院では、3.0T-MRI装置での検査を行っています(2020年4月更新)。

3.0Tの高磁場を利用することにより、より高分解能で高コントラストな画像を撮像できます。原理的に、磁場が強いほど高画質な画像が得られますが、3.0T-MRIは臨床で用いられているものの中で最も磁場の力が強く、今まで見つけにくかった病変も明瞭且つ詳細に描出できます。

検査中は工事現場のような様々な機械音がしますので、ヘッドフォン・耳栓を使用していただきます。心臓ペースメーカや人工内耳などの体内医療機器がある場合は検査が行えません。(MRI対応の医療機器である場合、条件付で検査を行える場合もあります。)

持ち物や取り外しの出来る物は更衣室に置いて入室をお願いします。
火傷・発熱防止のため検査直前に検査着に着替えていただきます。(綿の肌着・下着・靴下は着用していただけます。)

血管造影検査

足の付け根や腕の血管より、カテーテルという細い管を挿入して、カテーテルより造影剤を注入し、目的とする血管の走行や血流状態を評価する検査を行っています。リアルタイムで血管像を描出することができ、血管の異常や血流の豊富な病変等を見るのに適します。

また、血管の情報を得るだけでなく、心臓なら心筋梗塞が見つかれば、狭窄部を広げる治療やステントを挿入する手術を、腫瘍がある場合は、栄養している血管を選択し、抗がん剤を注入する治療を、出血部位がある場合は、出血している血管を塞栓し止血する治療を行っています。

その他に、ペースメーカ挿入手術、CVポート留置術なども行っています。

X線透視検査

X線透視装置は体を透過したX線をモニターでリアルタイムに動画として見ることができます。
バリウムなどの造影剤を使用して胃や腸などの消化管造影検査、呼吸器外科での気管支検査・治療、整形外科での神経根造影(ブロック注射)、骨折の整復、泌尿器科での尿路系造影検査、内科・外科での内視鏡検査・治療時の造影検査等を行います。

妊娠中の方・妊娠の可能性がある方は、医師・看護師・放射線技師にあらかじめ申し出てください。
検査部位によって、ボタンやファスナー、ブラジャー、アクセサリーなどの金具類がないように検査着に着替えていただきます。

移動型X線透視装置

手術室には移動式の透視装置があります。骨折・関節の手術中にX線透視を行います。骨の位置を把握したり、プレートや人工関節などの器具を透視しながら正確に設置するために使用します。