済生会兵庫県病院の将来のあり方と今後の方針について
新たな年度を迎えましたが、新型コロナウイルスの終息の兆しが見えないばかりか、第4波の到来が懸念される中、患者様・ご家族の皆様には不安な毎日を過ごされておられることと思います。
当院は、皆様に安心して受診いただけるよう感染防止対策、院内検査体制に万全を期しており、今後も徹底した感染防止に努めてまいりますので、どうかご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
さて、当院の将来のあり方につきまして、その後の状況をご説明させていただきます。
昨年12月25日の「第4回北神・三田急性期医療連携協議会」の場において、神戸市に対し、当院の将来の課題等について明らかにしました。このことは、今年1月19日付け神戸新聞の報道のとおりです。
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これを受けて、神戸市は、令和3年度に有識者による検討委員会を立ち上げ、統合・再編も視野に、北神地域の急性期医療を将来にわたって確保するための方策について話し合い、年度内に結論を得ることとしています。
あわせて、少子化で採算性が悪化している当院の周産期部門(産科、小児科)に対し、神戸市から財政支援を受けることになりました。
神戸市のご助力に感謝いたしますとともに、今後も神戸市と協議しながら、病院機能(急性期医療、救急医療、周産期医療)に支障が生じないよう地域の基幹病院としての役割を果たしていきたいと考えていますので、患者・家族の皆様はどうぞご安心下さい。
職員一同、これまで以上に「信頼・安心の医療の提供」に全力で取り組んでいきますので、一層のご支援をよろしくお願いします。
令和3年4月1日
済生会兵庫県病院長 山本 隆久