乳がんの原因は?リスク要因にはどんなものがあるの?
乳がんの発症に関与している因子として出産、授乳、食生活、良性乳腺疾患などの他に、家族歴が知られています。
例えば、お母さんや姉妹が乳がんになった方は、一般の人と比べて2~4倍乳がんになるリスクが高いと言われています。
乳がんの遺伝要因って? 乳がんは遺伝するの?
「BRCA1遺伝子」と「BRCA2遺伝子」の変異を生まれつき持っていると乳がんだけでなく、卵巣がんなどにもなりやすいことが分かっています。
遺伝性の乳がん・卵巣がんは治るの?治療は?
遺伝性の乳がん・卵巣がんも早期発見、早期治療が有効です。HBOC(遺伝性乳がん・卵巣がん症候群)には、「もう一度別の(原発性の)乳がんになる」「乳がんだけでなく卵巣がんも発症する」などのリスクがあるため、それを考慮した個別化医療が行われています。乳がんの原因に合った適切な医療を受けるために、HBOCであるかどうかを判断することは重要です。
遺伝性の乳がん・卵巣がんかどうかを調べる検査があるの?
HBOCの発症に関与している「BRCA1遺伝子」と「BRCA2遺伝子」に変異があるかどうかを調べる遺伝子検査があります。
当院では、この検査のお申込み・カウンセリングを承っています。
私の乳がんは、遺伝性? 家族・親戚のこと、遺伝子検査の事・・いろいろ相談したいのですが。
当院では、平成27年11月より乳がんに関する様々なご相談をお受けする「遺伝子カウンセリング外来」を開設しました。
遺伝性の乳がんや遺伝子検査、ご家族(血縁者)のことについて医師や専門の看護師にご相談いただけます。
また、ひとりひとりに合った治療方法、検診などについてご相談をお受けします。