当院について

地域医療連携

医療ソーシャルワーカー業務担当職員数(200床あたり)

医療ソーシャルワーカーとは、医療機関などにおいて、院内外の他職種、関係機関と連携し、患者さんが地域や家庭で自立した生活を送れるように支援する福祉の専門職です。患者さんやご家族から入退院や在宅生活の不安などを聞き取り、退院後の生活に必要な機関との調整を行う等、患者さんに寄り添う橋渡し役を担います。本指標は、社会福祉の立場から患者を支援する取り組みの度合いを示唆するものです。

大腿骨頚部骨折地域連携パスの使用率

大腿骨頚部骨折は、急性期における治療が終了した後も、適切なリハビリテーションや継続的な医学的管理が必要です。患者さんによっては、在宅復帰のためにリハビリテーションケアの充実した回復期リハビリテーション病棟や亜急性期病床で継続的な医療を受ける場合もあります。この地域連携パスは、急性期や継続的な医療・リハビリの診療にあたる複数の医療機関が連携し患者さんを支える仕組みで、診療報酬によってもその利用が評価されています。本指標は大腿骨頸部骨折の退院患者のうち、どのくらいの患者さんが地域連携パスの対象となっているかを指標化することで、各病院の大腿骨頸部骨折治療における連携レベルを評価するものです。

急性期病棟における退院調整の実施率

急性期病棟は、急性期にある患者さんの治療を行う場所であり、リハビリテーションや慢性期の治療を必要とする患者さんのケアの場所としては適切ではありません。そのため、急性期病院では退院後の患者さんが適切な医療や介護を継続できるよう、支援調整が求められ、診療報酬によっても評価されています。特に高齢者の場合、家族の介護力や経済状況や本人の要介護度の状況を考慮した調整が重要です。本指標は、65歳以上の死亡退院以外の退院患者さんのうち、入退院支援加算を算定した割合を示したものです。

退院時共同指導の実施率

退院時共同指導とは、入院中の患者さんの退院時における円滑な情報報共有を進めるために、入院している医療機関の医師と地域で在宅療養を担う医師や医療関連職種が共同して患者さんへ指導を行う仕組みで、診療報酬上も評価されています。本指標は各施設の地域の医療機関との連携のレベルを評価するものです。

介護支援連携指導の実施率

退院後に介護保険サービスが必要となる高齢者の患者に対し、医療と介護の連携を図り情報共有を行い、適切な支援を提供するための取り組みで、診療報酬によっても評価されています。本指標は、65歳以上の死亡退院及び転院以外の退院患者さんのうち、介護支援等連携指導料を算定した割合を示したものです。各施設の医療と介護の連携レベルを評価するものです。