産科セミオープンシステム導入のお知らせ
2025年05月16日
当院では、2025年6月より産科セミオープンシステムを導入します。
産科セミオープンシステムとは、地域における医療資源の有効活用や安全性の向上を目的として、初期・中期の妊婦検診は地域のクリニックや診療所で行い、後期の妊婦健診から分娩は当院が担うという、妊産婦さんの利便性とハイリスク妊娠や分娩に対応できる病院での安全性を両立させながら、それぞれの医療機関の特性を生かした役割分担が可能となる周産期医療連携体制です。
導入の背景と目的
近年、分娩を取り扱わない医療機関や、休日・夜間の対応が難しい診療所が増加しており、妊婦健診と分娩の機能を分けて提供する「セミオープン型」のニーズが高まっています。
妊産婦さんは、妊娠初期は自宅近くの通いやすいクリニックを受診し、妊娠後期(34週以降)または緊急時には、設備の整った病院で安全な医療を受けられます。また、妊娠初期から情報共有を行うことにより、早い段階から地域の先生方と当院とで一緒に妊産婦さんに関わること、見守ることができます。
当院では、妊産婦さんと地域の医療機関の双方にとって、より安心で柔軟な周産期医療体制を構築するため、本制度を導入することといたしました。
地域の先生方におかれましては、ぜひ積極的にご利用いただけますようお願い申し上げます。
運用開始日
2025年6月2日(月)より運用開始予定
医療機関ごとの役割
医療機関 | 役割 | 備考 |
---|---|---|
地域の診療所・クリニック (健診施設) |
| ※初期健診を実施後、妊娠16週までに、当院総合支援センターに紹介のうえ、妊婦さんに当院を受診するようお伝えください。 |
済生会兵庫県病院 (分娩施設) |
| ※緊急時対応(夜間・休日診療含む)は当院で行う ※初期・中期の段階で、妊娠中の異常やハイリスクと診断された場合は当院での管理に移行 |
ご不明点やご相談などがございましたら、下記までお問い合わせください。
お問合せ先
総合支援センター
TEL 078-987-2200
受付時間 8:30~17:00