起立性調節障害(OD)外来とは
起立性調節障害(OD)は立ちくらみ、頭痛、倦怠感、腹痛、食欲不振、朝起きられないなど、自律神経による体の調節がうまく働かなくなることで、さまざまな症状が現れる疾患です。小児から成人まで幅広い年代でみられますが、とくに身体が急速に成長する思春期のこどもたちに多く、中学生の約10%にみられることが知られています。
起立性調節障害では、睡眠から目覚めて体が活動を始める午前中に症状が現れやすい傾向があります。症状が強くなると、朝起きることが難しくなり、学校生活に十分に参加できなくなったりするなど、日常生活にも大きな影響を及ぼします。また、日中に体を動かす機会が減ることで、体力や運動耐容能が低下する「デコンディショニング」が生じ、さらに症状が現れやすくなることがあります。学校生活や友人との交流の機会が減ることで、孤立感を感じたり、自信を失ったりするなど、心理面にも影響が及ぶことがあります。そして、こうした身体面・社会面・心理面への影響が重なることで症状がさらに悪化し、ますます活動しづらくなるという「悪循環」が生じることがあります。 このように、起立性調節障害では、身体の症状だけでなく、学校生活や日常生活、心理面を含めて考えることが大切です。当外来では、それぞれの症状や生活状況に合わせながら、この悪循環を少しずつ断ち切っていくことを目指します。
特徴
こどもたちの声をしっかりと聞く専門外来です
症状や生活の状況を丁寧に確認し、必要な検査を行ったうえで、診断・治療を進めていきます。1人15分の診療枠を設け、こどもたちの話をしっかりと聞きながら、不安や困りごとにも寄り添って治療を進めていきます。
多職種による多面的な支援を行います
症状や生活状況によっては、医師による生活指導や薬物療法だけでは十分な改善が得られない場合があります。必要に応じて、管理栄養士による栄養指導、心理士によるカウンセリング、医療ソーシャルワーカーによる社会的支援など、多職種と連携しながら幅広くサポートします。
生活リズムの改善を目的とした教育入院にも対応しています
外来診療だけでは生活習慣の改善が難しく、症状の改善につながりにくい場合には、こどもやご家族と相談のうえで教育入院を行うことができます。詳しくはこちらをご覧ください。
より専門的な診療が必要な場合は、適切な医療機関へご紹介します
発達特性や精神面の問題など、より専門的な評価や治療が必要と判断した場合には、専門性の高い医療機関へご紹介します。
予約〜受診、診察の流れ
予約について
- 「完全予約制」です。かかりつけクリニックの先生に当院への紹介状を書いていただいて、当院の総合支援センターを通して予約をとってもらってください。
- 紹介状がない場合は選定療養費という実費がかかりますが、ご家族の方からのお電話でも予約をとることができます。小児科外来受付にお電話ください。
お問い合わせ
TEL:078-987-2222(病院代表)
起立性調節障害(OD)外来とお伝えください。
お問い合わせ
TEL:078-987-2222(病院代表)
※起立性調節障害(OD)外来とお伝えください。