外来のご案内

起立性調節障害(OD)教育入院

起立性調節障害では、症状によって生活リズムが乱れ、それが体力や運動耐容能の低下、心理面への悪影響につながることで、さらに症状が悪化するという「悪循環」が問題となることがあります。

外来診療だけではこの悪循環を断ち切ることが難しいこどもたちにとって、治療の選択肢の一つとなるよう、医師・看護師・理学療法士・心理士・保育士がそれぞれの専門性を生かしながら、この教育入院プログラムを作成しました。

教育入院の特徴

月曜日から翌週の金曜日まで、11泊12日を1クールとするプログラムです

規則的な運動、食事、睡眠などを通して、自律神経が整いやすい生活リズムを身につけることを目的としています。少し長い入院と感じられるかもしれませんが、医師・看護師・理学療法士・心理士・保育士など、多職種でお子さんをサポートします。

理学療法士と軽い筋力トレーニングを行います

起立性調節障害では、体力や運動耐容能の低下(デコンディショニング)が症状の悪化につながることがあります。1日1回(日曜日を除く)、理学療法士と一緒に1時間程度の運動を行い、無理のない範囲で体力や筋力の向上を目指します。

心理士と「自分の気持ちとの付き合い方」を学びます

週に3回、心理士とのカウンセリングを行います。今感じている不安や、言葉にしにくいもやもやした気持ちなども、ぜひ話してみてください。心理プログラムを通して、自分の気持ちに気づき、上手に付き合っていく方法を一緒に考えていきます。

規則的な食事と睡眠で生活リズムを整えます

起立性調節障害では、十分な水分・塩分摂取が大切です。栄養士による栄養指導を通して、退院後にも続けやすい食事のとり方を一緒に考えます。また、規則的で十分な睡眠は、生活リズムや自律神経の働きを整えるうえで重要です。毎日の生活リズムを記録しながら、できるだけ決まった時間に寝て、決まった時間に起きる習慣を身につけていきます。

電子機器に頼らない余暇のすごし方を考えます

入院中、スマートフォンを含む電子機器は、夕方の使用可能時間(2時間)を除き、スタッフステーションでお預かりします。保育士と一緒に、読書や創作活動など、電子機器に頼らない余暇の過ごし方を探していきます。

退院で終わりではありません

入院中に身につけた生活リズムや、自分自身について気づいたことを、退院後もできる範囲で続けていくことが大切です。退院後の生活についても、外来で継続してサポートしていきます。